「エイレーネーの瞳―シンドバッド23世の冒険」

エイレーネーの瞳―シンドバッド23世の冒険 (ミステリーYA!)

• 作者: 小前 亮
• 出版社/メーカー: 理論社
• 発売日: 2008/04
• メディア: 単行本

セルマは代々シンドバッドの名を告ぐものの23代目だ。
弟子のマレクとともに、かつて師である22世が捜し求めた「エイレーネーの瞳」を探す...


シンドバッドが代々名を継いで、しかも２３代目は美人！
でも、セルマは常に男装していて、便利というより・・・趣味！
ひと癖もふた癖もありそうなこのシンドバットの凛とした姿は素敵ｖ
彼女を取り巻く人々も個性的で楽しませてくれます。

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「うちの一階には鬼がいる! 」

うちの一階には鬼がいる! (sogen bookland)

• 作者: ダイアナ・ウィン ジョーンズ
• 出版社/メーカー: 東京創元社
• 発売日: 2007/07
• メディア: 単行本

キャスパー、ジョニー、グウィニーの母さんは再婚した。
その相手ジャックは横暴で厳しくまるで鬼のよう、おまけに連れ子の兄弟は最悪。
ある日、鬼からプレゼントされた「実験セット」によって、奇妙な薬が出来上がり・・・？...


鬼のような継父は本当に最悪！
なぜこんな男と再婚したのかと思うほど。
ところが「実験セット」により、色々な薬が出来て、事件が起こり、少しずつそれぞれの距離が縮まってゆく。
最後は鬼がすこ～し気の毒になってしまうほど。
人は見かけによらないということと、相手のことを知ろうという気がないと誤解ばかりなんだなぁ。
そして、あんな鬼でも、妻のことはしっかり愛してるんだなぁ・・・とｖｖ

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「ウォーリアーズ II (1) 真夜中に」

ウォーリアーズ II (1)　真夜中に

• 作者: エリン ハンター
• 出版社/メーカー: 小峰書店
• 発売日: 2008/11
• メディア: 単行本

平穏な暮らしを取り戻し、４つの部族はそれぞれ調和を保って暮らしていた。
ところが、それぞれの部族のネコ達が、スター族から森に危機が迫っていると予言を受ける...


かつてのタイガースターとの戦いから数年。
タイガースターの息子でサンダー族に忠誠を誓うブランブルクローがお告げの夢を見ます。
なぜ、リーダーでなく自分なのか、そして、悪者だった父親のことや、
言うこときかずなんでも首を突っ込んでくるファイヤースターの娘に手を焼くなど、
今回の主人公も悩み悩み悩み・・・ともどかしいぐらいです。
「森の危機」とは一体なんなのでしょう？
ネコの側からみる自然破壊の描写はなかなか考えさせられます。

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「ラークライト―伝説の宇宙海賊」

ラークライト―伝説の宇宙海賊

• 作者: フィリップ リーヴ
• 出版社/メーカー: 理論社
• 発売日: 2007/08
• メディア: 単行本

月の近くに浮かぶ家「ラークライト」に住む、アーサーと姉のマンビーと父。
ある日、巨大なクモに襲われ、命からがら逃げ切る姉弟。
しかし、クモたちは何かを探しているらしく、アーサーとマンビーを追いかけてくる。
火星で巨大蛾に襲われたところを、宇宙海賊ジャック・ハボックと仲間たちに助けられ、
彼らの力を借りながら、クモたちの陰謀を暴き、阻止する羽目になる...


とても独特な世界観に想像が追いつきませんでした・・・でも、楽しい！
宇宙に浮かぶ家、月、火星、金星、木星、土星と人類のほか、生物が生息する。
近未来のようで、１９世紀のイギリスの中流家庭の姉弟が主人公。
海賊のジャックはなかなかカッコいいし、仲間とのチームワークも抜群ｖ
一貫してアーサーの語りの文章で、
ボヤキや皮肉やらが織り交ぜてある語り口調なので、それだけでも面白い。
続編もあるようなので、早く読みたいですｖｖ

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「七つの封印〈7〉深海の魔物たち」

七つの封印〈7〉深海の魔物たち

作者: カイ マイヤー
出版社/メーカー: ポプラ社
発売日: 2003/12

キラ、リーザ、クリス、ニールスの４人は、ラーベンソン教授とともに深海基地カルタゴに向かう。
その目的は、大昔に難破し沈んだバイキングの船の探索だ。
深海へ向かう途中に怪魚に襲われ、地上との連絡は途絶え、
上手くバイキングの船にたどり着いたものの、そこには予想もしなかった怪物がいた！...


キラたちのような普通の子供が、深海の探索に同行するなんて出来るのか・・・とちょっと突っ込み。
しかし、その深海には現実にはありえない生き物が生息していた。
いきなり現れる魔女たちに、空飛ぶ怪魚たち...都合良すぎでは？
それでも、ごく普通の子供たちだけに、ちょっとした勇気とラッキーな偶然で何とか逃げ切るところはドキドキ。
それにしても、教授はなんらかの研究・発見が出来たのかしら？

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「アイアンハンド―ストーンハート〈2〉」

アイアンハンド―ストーンハート〈2〉 (THE STONE HEART TRILOGY 2)

• 作者: チャーリー フレッチャー
• 出版社/メーカー: 理論社
• 発売日: 2008/04
• メディア: 単行本

魂をこめられた彫像・スピットと魂を持たない邪悪な彫像・タイントが動きまわり対立する、裏ロンドン。
ある彫像を壊してしまったがために、償いをするため、その裏ロンドンに入り込んでしたっまジョージとイーディ。
ところが、二人を助けるために加わったスピットのガナーが石の僕ウォーカーに捕まり、
ジョージはガーゴイルに捕まり、イーディーは一人になってしまう...


前作で３人揃って戦っていたのが、それぞれバラバラになります。
スピットとしての力を失って死に近づいてゆくガナー。
自分がした決断のために３つの戦いをしなければならなくなったジョージ。
一人になりながらも、力強く進むがウォーカーに捕らえられてしまうイーディ。
なんとも苦しい場面が目白押しで、どんどん読み進んでしまいます。
これからどうなってゆくのか、次作が楽しみｖ

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「アルテミス・ファウル―オパールの策略」

アルテミス・ファウル―オパールの策略

• 作者: オーエン コルファー
• 出版社/メーカー: 角川書店
• 発売日: 2007/03
• メディア: 単行本

医療刑務所に収容されているはずのオパール・コボイが脱獄した！
自分を逮捕したホリー、ルート、アルテミスたちに復讐をし、人間とピープルを出会わせようと企む。
彼女の策略に嵌り、ルート司令官を失い、追われる身となったホリーは、
ピープルの記憶を消去されたアルテミスに助けを求め地上へ向かう....


２巻でアルテミスに負かされ逮捕されたはずのコボイが復讐の機を狙っていた。
その策略が巧妙で、ホリーはどうすることも出来なくなる...もどかしい！
失った記憶が戻るシーン、バトラーは劇的だったけれど、アルテミスはイマイチだったなぁ・・・もっと、衝撃的に思い出して欲しかった。
そして、今回の真のヒーローはマルチだと思います！
憎めないコソ泥な彼の大活躍で、ことは進むのですから！
まさかという、悲しいシーンもあり、アルテミスの心はよりいっそう変化していってます。

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「ミノタウルスの洞窟」

ミノタウルスの洞窟 (コニー・ライオンハートシリーズ第三巻)

• 作者: ジュリア・ゴールディング
• 出版社/メーカー: 静山社
• 発売日: 2009/06/29
• メディア: 単行本

神秘の生物の全てと交信できる万物の盟友コニー。
ある夜、知らぬうちに嵐を呼び人々を危険にさらしてしまう。
危険な存在とされ協会から追放されようとする彼女と出会ったミノタウルスは、
コニーの心の探索を先導し、問題を解決しようとする...


前回、宿敵クレルボと交信し絆のあとを残してしまったコニーの心はとても不安定になります。
本人の意思に反して嵐を呼んでしまったことに対して、
それを解決しようと協力してくれるまわりの人々の暖かさが嬉しい。
新たに協会メンバーに加わったラットの盟友霜オオカミもカッコいいｖ

限りある資源のために環境に優しいエネルギーを作り出す・・・一方でこの設備のために破壊される自然。
地球が存在していくためには色々な矛盾を越えていかなければならないのですね。
ファンタジーで誇張されしまってぼやけ気味ですが、現実的でなおかつ答えの出ない問題が提示されていると思いました。

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「錬金術師ニコラ・フラメル[アルケミスト]」

錬金術師ニコラ・フラメル[アルケミスト]

• 作者: マイケル・スコット
• 出版社/メーカー: 理論社
• 発売日: 2007/11/22
• メディア: ハードカバー

夏休み、双子の姉ソフーはカフェで、弟ジョシュはその向かいの古本屋でバイトをしていた。
ところが、本屋の店主のもとに訪れた怪しい人物たちが訪れる。
店主は実は錬金術師ニコラ・フラメルといい、不死の体だった。
その秘密である本「アブラハムの書」を奪い取るためにディーはニコラを襲うが、
ジョシュとそこに駆けつけたソフーはこのふたりの戦いに巻き込まれ、現実の世界から遠ざかってゆく...


ごく普通の双子ソフィーとジョシュ。
この異世界とも思える戦いに巻き込まれただけかと思いきや、実は重大な役割が待っていて、
この物語が進んでいく方向のメインになる力を発揮するのです。
神話の中の神々が登場し、しかもその神が携帯電話を使っているところは、現代と上手くあわせてあって楽しい。
また、実際にあった世界の出来事、人物がニコラと妻のペレネルが関わってきたというエピソードも面白い。
書物を奪われ不死でなくなり老いてゆくニコラと力に目覚める双子の運命、どうなってゆくのかな。

ニコラ、ペレネル、ディーという人物は実在の人物だというから、ちょっと興味深いですね。

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「タラ・ダンカン〈5〉禁じられた大陸〈下〉」

タラ・ダンカン〈5〉禁じられた大陸〈下〉

• 作者: ソフィー オドゥワン=マミコニアン
• 出版社/メーカー: メディアファクトリー
• 発売日: 2008/07
• メディア: 単行本

マジスターの策略で連れ去られたベティを救うべく、
タラと仲間たちは「禁じられた大陸」へ乗り込むのだが、
そこには赤い女王と呼ばれるドラゴンが支配しており、
大陸全体が魔法で封印されたドラゴンの収容所だったのだ！...

またもや強行手段に出て大陸に乗り込むタラ。
対する赤い女王もなかなか狡猾で、酷い仕打ちをする。
それにしても、今までただの地球の友達だったベティが別世界の事に凄く詳しくなっているのが???
ロバンとの仲も戻ったし、シェム先生にはいいこともあったし、
ジェレミーの両親のことも解決したし、今回は丸く収まったのではないでしょうか。
・・・で、次作またとんでもない事が。

ちょっと納得できないのは、表紙のファフニール。小人じゃないよね？
基本的には好きな絵柄なんだけどな。

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