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本年もよろしくお願いいたします
大魔術師エベネザムと弟子のヴァント、呪われた勇者ヘンドレック、正直な悪魔スナークスは、
悦楽の都ヴァシタを目指して旅の途中。
突然現れたブラウニーが現れ、三つの願いを叶えてくれると言う。
一方、魔界からデーモンたちが総攻撃をかけてくるという情報を得たにもかかわらず、
社会的立場を主張するマイナーな幻獣たちに捕まってしまったヴァントたち。
無事に脱出し、都へのたびを続けられるのだろうか・・・?....
魔法アレルギーで魔術が使えない大魔術師に、ロマンスのことが頭の大半を占めている魔術の使えない弟子。
呪われた棍棒から逃れられない勇者に、正直すぎて魔界を追放されたデーモン。
なんとも変な組み合わせに、今度は小さいくせにやたらと主張するブラウニーが加わった。
悪魔に襲われるという危機的状況なのに、幻獣たちの社会へのメジャーデビューの願望や、
ヴァントをめぐる三角関係や、ドラゴンと美女のお芝居、最強デーモンの俳句・・・・・。
ここで?と突っ込みたくなるユルさと爆笑が、楽しませてくれますv
ヘンドレックの「運命だ!」この台詞がぴったり合うほどに、次から次へと、アホな(!)出来事が目白押しですv
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70歳になるとお山へ連れて行かれ、極楽浄土へいける。
そんな村に育った斉藤カユは70を向かえ、お山へ捨てられた。
ところが、以前に山へ入りながらも生きながらえ、
「デンデラ」という共同体を形成し暮らしている老婆たちに命を助けられる。
村を恨み襲撃を思う者、このまま静かに暮らす者、死を願っていた者などさまざまな思いで暮らす老婆たちに、
ある日、1匹の熊が襲い掛かってきた事での暮らしが大きく変わっていく・・・....
怖かった。設定が、描写が。
70歳で捨てられる、罪を犯せば見世物のように罰せられる、女は虐げられる、そんな貧しい村。
その村を出、やっと極楽浄土へいけると信じてきたカユの裏切られたような怒りのような感情。
村への恨みを募らせ復讐を企てる老婆に、生きる場所を見つけたのだからそれをただただ継続させたい老婆。
そして、食料がなく冬眠すら出来ず飢え、人の味を覚えた熊。
いろんな種類の「生きる」があって、70まで生きてきたものと全く違う「生きる」をしていく老婆たちは、逞しくもあり、凛々しくもあり、哀れでもある。
ただ、雪の積もる冬山に白装束1枚で、小屋ともいえない建物に、1日ジャガイモ1個の生活を、
平均年齢80~90歳の老婆たちに出来るのだろうか。
熊に立ち向かい、猛スピードで走り、内臓が出ても生きながらえる事ができるのか・・・凄い設定だけれど、ちょっと無理がある気がして、「老婆」という語句が出てこなければそれを忘れてしまうそうかも。
そして、ラストはどうなったの????気になる~~~~!
でも、凄かった、本当に凄かった。
偉大な魔術師エベネザムがデーモンとの戦いで、奇妙な病気にかかってしまった。
弟子のヴァントとともに、病を治せるという禁断の都を目指し旅に出るが、
刺客に襲われ、呪われた戦士、悪徳商売人のデーモン、おかしな宗教団が旅路を阻む.....
とっても凄い魔術師は魔力に反応しくしゃみ連発、魔法が使えない。
その弟子はちっとも魔術が使えず、惚れっぽい。
呪われた騎士は喧しいし、口の上手いデーモンは鬱陶しいし、
中途半端に信仰心の厚い宗教団体に、とりあえず何かを殺したい刺客・・・・
どの登場人物もどこか抜けていて、カッコいいやつがいない(笑
どこかしまらない冒険ファンタジーはちょっと新鮮でしたv
聖仙ヴィスワーミトラに連れられ、魔の森へ向かうラーマとラクシュマナ。
超戦士へと覚醒したふたりは、生き物とも知れない怪物と戦う。
そして、都には阿修羅の王ラーヴァナが迫っていた...
ラーマとラクシュマナは力に目覚めるが、その戦い方は本当に戦闘マシーンのようで、
戦場の描写が想像を絶します。
それまでの凛とした皇子ラーマが少し変わってきてしまっています。
また、王ラーヴァナの容姿も創造つかないほどに奇抜・・・頭が幾つもあるってどういうこと?
あまりの酷い描写に目を覆いたくなるほど。
そして戦いの末、起きた事はこれからのラーマの運命に大きくのしかかってくるのでしょうね。
ちょっと長かったけれど、まだまだ序の口ですね、続きが楽しみ。
コーサラ国の第一皇子・ラーマはある夜、阿修羅の軍勢が国を襲う悪夢を見る。
数日後、一人の阿修羅が賢者に扮し国に入り込み皇子の暗殺を企てようとする。
本物の賢者により、阿修羅は退治されるが、
平和だと思っていた国のすぐそこまで、阿修羅の王ラーヴァナが迫っているという・・・...
皇子ラーマの凛とした感じが素敵です。
そして、その母である第一王妃も素敵。
インドの習慣や制度に関するところはちょと難しくて飲みこむまでに時間がかかりましたが、
物語が動き始めると目が離せません。
阿修羅の非情で酷い描写には目を覆いたくなる場面も。
まだほんの始まり程度でしょうが、これからのラーマの運命がとても厳しいだろうと感じました。
イエレミはひそかに銀の民の長サラーフを連れ帰り、匿う。
調べていくうちに、イエレミの曽祖父の力、ジョーンズタウン集団自殺との繋がりが見えてくる。
銀の民を全滅させたのは一体誰か?....
イエレミの幼い頃の体験はただのプロローグではなくって、しっかり繋がっていました!
彼女の曽祖父が共感力をもっていたこと、
彼女にもその力が受け継がれていることがじわじわ分かってきて、
そこから広がってくる「共感力」を使った陰謀。
史実が上手く組み合わされて、フィクションかノンフィクションかわからなくなる。
まさかこの人が!という人物のうまい絡み方が、絶妙。
イエレミとサラーフとの関係もドキドキし、劇的なハッピーエンドは最高でしたv
これはちょっと映画にしても見応えあるかもしれない。
南米の村で集団自殺を目の当たりにした少女ジェリー。
27年後、成長し考古学者となった彼女は伝説の銀の民捜索のため、再び南米を訪れる。
しかしそこで出会った銀の民は何者かによって全滅させられる....
主人公イエレミが体験した集団自殺の現場はなんとも表現しがたい有様でした。
その彼女が考古学者として存在するか分からない伝説の民を捜索、
そして発見するも、その民が全滅してしまうのです。
一人生き残った長サラーフとイエレミの出会いと民を全滅に追いやった犯人探し。
「共感力」という人の心に働きかける力はテレパシーや催眠術という言葉を使わないため、
現実味を帯びてファンタジーということを忘れる。
人類の起源や歴史を織り込んでまるでノンフィクションのように感じる物語はさすがイーザウ。
協定を結んでいるはずのエルフ・ドワーフ・人間。
ところが、エルフがドワーフの王を殺害し、宝を奪ったことから、
犯人のエルフを見つけ出すために、3種族から代表が選ばれ、旅が始まる。
ところが、その裏では幾つもの陰謀があった....
主人公は人間のウーゼルとエルフの女王リアヌでしょうか。
それぞれの種族をそれぞれの見方で書いてあるので、ちょっと滑り出しは難しかったです。
一体誰が悪者で、結末はどうなるのか・・・・まだ1巻なので不完全燃焼のままですね。
リアヌの心が人間らしくなっていくところはドキドキして嬉しいv
イラストは表紙・裏表紙・中表紙だけなので、もう少しあるとイメージがわきやすい。
アーサー王の予備知識があるともちっと楽しめるかも、ラストにはあの人の名前も出ますし。
描写がなまめかしいところや、残酷な部分もあるので、ちょっと大人向けファンタジーかもしれませんが。
数百年、地上と関わらず独自の文化を営んできた「船」の民。
「船」は地上に降り、生活に順応するためのプログラムを受け、
謎の109冊の日誌を解読することになる、主人公のタフィ。
同じく「船」出身の自治区の役人、コリドー。
水を操る民の少年ワタ。
キビ色の砂漠の自治区タッシルを舞台にした、幻想的な日々...
どこでもないとても不思議な世界が、
登場人物の習慣、文化、暮らしぶりでよりいっそう幻想的に映ります。
編み物の図案や設計図で表される部分も素敵。
タフィ、コリドー、ワタ、エルジン・・・登場する人物の過去や役割がはっきり書かれないのも長野流。
日常の一部の食事をする部分が細かくて、美味しそうでしたv
ミットは“唯一の者”の娘であり、デイルマークの王女になるべきと言われているノレスを殺す為に、彼女に近づく。
一方、現代の少女メイウェンは2百年前の世界に送り込まれ、ノレスと入れ替わってしまう。
メイウェンはミットや詩人のモリルとともに王冠を探す旅に出ることになる。
魔術師カングリーディンの悪意を感じながら、メイウェンは過去の世界を旅する....
「デイルマーク王国史」の完結編です。
主人公は2作目のミットと現代から過去へ飛ばされてしまった少女メイウェン。
それまでの3作が全て上手くおさまり、登場人物のつながりが明らかにされ、
思い出しながら「ふむふむ♪」と読んでしまいました。
もちろん巻末にある用語集までじっくり読み、あれやこれやの伏線も堪能しましたv
あっさり読みすごした部分もあることに気づいたので、できるならもう一度前作3冊を横に置き、
確認しながらこの最後を読みたい。
それぐらい、この世界観は統一されていて、リアルに出来上がってます。
本年もよろしくお願いいたします
「魔術師エベネザムと詩を詠む悪魔」 [小説]
大魔術師エベネザムと弟子のヴァント、呪われた勇者ヘンドレック、正直な悪魔スナークスは、
悦楽の都ヴァシタを目指して旅の途中。
突然現れたブラウニーが現れ、三つの願いを叶えてくれると言う。
一方、魔界からデーモンたちが総攻撃をかけてくるという情報を得たにもかかわらず、
社会的立場を主張するマイナーな幻獣たちに捕まってしまったヴァントたち。
無事に脱出し、都へのたびを続けられるのだろうか・・・?....
魔法アレルギーで魔術が使えない大魔術師に、ロマンスのことが頭の大半を占めている魔術の使えない弟子。
呪われた棍棒から逃れられない勇者に、正直すぎて魔界を追放されたデーモン。
なんとも変な組み合わせに、今度は小さいくせにやたらと主張するブラウニーが加わった。
悪魔に襲われるという危機的状況なのに、幻獣たちの社会へのメジャーデビューの願望や、
ヴァントをめぐる三角関係や、ドラゴンと美女のお芝居、最強デーモンの俳句・・・・・。
ここで?と突っ込みたくなるユルさと爆笑が、楽しませてくれますv
ヘンドレックの「運命だ!」この台詞がぴったり合うほどに、次から次へと、アホな(!)出来事が目白押しですv
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「デンデラ」 [小説]
70歳になるとお山へ連れて行かれ、極楽浄土へいける。
そんな村に育った斉藤カユは70を向かえ、お山へ捨てられた。
ところが、以前に山へ入りながらも生きながらえ、
「デンデラ」という共同体を形成し暮らしている老婆たちに命を助けられる。
村を恨み襲撃を思う者、このまま静かに暮らす者、死を願っていた者などさまざまな思いで暮らす老婆たちに、
ある日、1匹の熊が襲い掛かってきた事での暮らしが大きく変わっていく・・・....
怖かった。設定が、描写が。
70歳で捨てられる、罪を犯せば見世物のように罰せられる、女は虐げられる、そんな貧しい村。
その村を出、やっと極楽浄土へいけると信じてきたカユの裏切られたような怒りのような感情。
村への恨みを募らせ復讐を企てる老婆に、生きる場所を見つけたのだからそれをただただ継続させたい老婆。
そして、食料がなく冬眠すら出来ず飢え、人の味を覚えた熊。
いろんな種類の「生きる」があって、70まで生きてきたものと全く違う「生きる」をしていく老婆たちは、逞しくもあり、凛々しくもあり、哀れでもある。
ただ、雪の積もる冬山に白装束1枚で、小屋ともいえない建物に、1日ジャガイモ1個の生活を、
平均年齢80~90歳の老婆たちに出来るのだろうか。
熊に立ち向かい、猛スピードで走り、内臓が出ても生きながらえる事ができるのか・・・凄い設定だけれど、ちょっと無理がある気がして、「老婆」という語句が出てこなければそれを忘れてしまうそうかも。
そして、ラストはどうなったの????気になる~~~~!
でも、凄かった、本当に凄かった。
「魔術師エベネザムと不肖の弟子」 [小説]
偉大な魔術師エベネザムがデーモンとの戦いで、奇妙な病気にかかってしまった。
弟子のヴァントとともに、病を治せるという禁断の都を目指し旅に出るが、
刺客に襲われ、呪われた戦士、悪徳商売人のデーモン、おかしな宗教団が旅路を阻む.....
とっても凄い魔術師は魔力に反応しくしゃみ連発、魔法が使えない。
その弟子はちっとも魔術が使えず、惚れっぽい。
呪われた騎士は喧しいし、口の上手いデーモンは鬱陶しいし、
中途半端に信仰心の厚い宗教団体に、とりあえず何かを殺したい刺客・・・・
どの登場人物もどこか抜けていて、カッコいいやつがいない(笑
どこかしまらない冒険ファンタジーはちょっと新鮮でしたv
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「蒼の皇子〈下〉―ラーマーヤナ〈2〉」 [小説]
聖仙ヴィスワーミトラに連れられ、魔の森へ向かうラーマとラクシュマナ。
超戦士へと覚醒したふたりは、生き物とも知れない怪物と戦う。
そして、都には阿修羅の王ラーヴァナが迫っていた...
ラーマとラクシュマナは力に目覚めるが、その戦い方は本当に戦闘マシーンのようで、
戦場の描写が想像を絶します。
それまでの凛とした皇子ラーマが少し変わってきてしまっています。
また、王ラーヴァナの容姿も創造つかないほどに奇抜・・・頭が幾つもあるってどういうこと?
あまりの酷い描写に目を覆いたくなるほど。
そして戦いの末、起きた事はこれからのラーマの運命に大きくのしかかってくるのでしょうね。
ちょっと長かったけれど、まだまだ序の口ですね、続きが楽しみ。
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「蒼の皇子〈上〉―ラーマーヤナ〈1〉」 [小説]
コーサラ国の第一皇子・ラーマはある夜、阿修羅の軍勢が国を襲う悪夢を見る。
数日後、一人の阿修羅が賢者に扮し国に入り込み皇子の暗殺を企てようとする。
本物の賢者により、阿修羅は退治されるが、
平和だと思っていた国のすぐそこまで、阿修羅の王ラーヴァナが迫っているという・・・...
皇子ラーマの凛とした感じが素敵です。
そして、その母である第一王妃も素敵。
インドの習慣や制度に関するところはちょと難しくて飲みこむまでに時間がかかりましたが、
物語が動き始めると目が離せません。
阿修羅の非情で酷い描写には目を覆いたくなる場面も。
まだほんの始まり程度でしょうが、これからのラーマの運命がとても厳しいだろうと感じました。
タグ:本
「銀の感覚〈下〉」 [小説]
イエレミはひそかに銀の民の長サラーフを連れ帰り、匿う。
調べていくうちに、イエレミの曽祖父の力、ジョーンズタウン集団自殺との繋がりが見えてくる。
銀の民を全滅させたのは一体誰か?....
イエレミの幼い頃の体験はただのプロローグではなくって、しっかり繋がっていました!
彼女の曽祖父が共感力をもっていたこと、
彼女にもその力が受け継がれていることがじわじわ分かってきて、
そこから広がってくる「共感力」を使った陰謀。
史実が上手く組み合わされて、フィクションかノンフィクションかわからなくなる。
まさかこの人が!という人物のうまい絡み方が、絶妙。
イエレミとサラーフとの関係もドキドキし、劇的なハッピーエンドは最高でしたv
これはちょっと映画にしても見応えあるかもしれない。
「銀の感覚〈上〉」 [小説]
南米の村で集団自殺を目の当たりにした少女ジェリー。
27年後、成長し考古学者となった彼女は伝説の銀の民捜索のため、再び南米を訪れる。
しかしそこで出会った銀の民は何者かによって全滅させられる....
主人公イエレミが体験した集団自殺の現場はなんとも表現しがたい有様でした。
その彼女が考古学者として存在するか分からない伝説の民を捜索、
そして発見するも、その民が全滅してしまうのです。
一人生き残った長サラーフとイエレミの出会いと民を全滅に追いやった犯人探し。
「共感力」という人の心に働きかける力はテレパシーや催眠術という言葉を使わないため、
現実味を帯びてファンタジーということを忘れる。
人類の起源や歴史を織り込んでまるでノンフィクションのように感じる物語はさすがイーザウ。
「ペンドラゴンと王者の剣 エルフの黄昏」 [小説]
協定を結んでいるはずのエルフ・ドワーフ・人間。
ところが、エルフがドワーフの王を殺害し、宝を奪ったことから、
犯人のエルフを見つけ出すために、3種族から代表が選ばれ、旅が始まる。
ところが、その裏では幾つもの陰謀があった....
主人公は人間のウーゼルとエルフの女王リアヌでしょうか。
それぞれの種族をそれぞれの見方で書いてあるので、ちょっと滑り出しは難しかったです。
一体誰が悪者で、結末はどうなるのか・・・・まだ1巻なので不完全燃焼のままですね。
リアヌの心が人間らしくなっていくところはドキドキして嬉しいv
イラストは表紙・裏表紙・中表紙だけなので、もう少しあるとイメージがわきやすい。
アーサー王の予備知識があるともちっと楽しめるかも、ラストにはあの人の名前も出ますし。
描写がなまめかしいところや、残酷な部分もあるので、ちょっと大人向けファンタジーかもしれませんが。
タグ:本
「カルトローレ」 [小説]
数百年、地上と関わらず独自の文化を営んできた「船」の民。
「船」は地上に降り、生活に順応するためのプログラムを受け、
謎の109冊の日誌を解読することになる、主人公のタフィ。
同じく「船」出身の自治区の役人、コリドー。
水を操る民の少年ワタ。
キビ色の砂漠の自治区タッシルを舞台にした、幻想的な日々...
どこでもないとても不思議な世界が、
登場人物の習慣、文化、暮らしぶりでよりいっそう幻想的に映ります。
編み物の図案や設計図で表される部分も素敵。
タフィ、コリドー、ワタ、エルジン・・・登場する人物の過去や役割がはっきり書かれないのも長野流。
日常の一部の食事をする部分が細かくて、美味しそうでしたv
タグ:本
「時の彼方の王冠」 [小説]
ミットは“唯一の者”の娘であり、デイルマークの王女になるべきと言われているノレスを殺す為に、彼女に近づく。
一方、現代の少女メイウェンは2百年前の世界に送り込まれ、ノレスと入れ替わってしまう。
メイウェンはミットや詩人のモリルとともに王冠を探す旅に出ることになる。
魔術師カングリーディンの悪意を感じながら、メイウェンは過去の世界を旅する....
「デイルマーク王国史」の完結編です。
主人公は2作目のミットと現代から過去へ飛ばされてしまった少女メイウェン。
それまでの3作が全て上手くおさまり、登場人物のつながりが明らかにされ、
思い出しながら「ふむふむ♪」と読んでしまいました。
もちろん巻末にある用語集までじっくり読み、あれやこれやの伏線も堪能しましたv
あっさり読みすごした部分もあることに気づいたので、できるならもう一度前作3冊を横に置き、
確認しながらこの最後を読みたい。
それぐらい、この世界観は統一されていて、リアルに出来上がってます。
タグ:本 ダイアナ・ウイン・ジョーンズ